第5回ジュエリー文化史サロン
2017年5月27日(土)
○レポートテーマ「装身具の漆、蒔絵、螺鈿―歴史・素材・技法など―」
○角元弥子氏
「蒔絵とは」「螺鈿とは」といった言葉の定義から、漆の製造法や性質、
日本における技術発展の歴史などを、非常に分かりやすく解説いただいたセミナーでした。
当日は蒔絵に使う筆や金属粉、螺鈿の素材となる貝、生漆と精製漆など、
いろいろなサンプルもお持ちくださり、どういう素材や道具を使って
作られているのかも把握できました。
ご自身で螺鈿や蒔絵のジュエリーを制作されている角元さんならでは、参加者からの熱い質問の数々にも丁寧にお答えくださり、とても充実したサロンとなりました。(宮坂)
彫金、錺とともに蒔絵・螺鈿は日本の装身具制作になくてはならない漆の技法です。
ところがこの技法は多様であり、なかなか分かりにくい奥の深い世界です。
それを、角元さんは今回、初心者にもわかりやすいようポイント押さえて丁寧に解説してくれました。
チャンスがあればもう一回聞きたいレポートでした。(露木)
配布レジュメ
スライドやサンプルを使って説明する角元さん
熱心に聞き入る参加者
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