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参考:伝統装身具ネット図鑑

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宮崎 久実(みやざき ひさみ)

私は、帯留を研究対象としている大学院生である。
制作を主とし、現存する帯留やその周辺文化を研究している。
小さな帯留が、世界観・宇宙観をもち、人々を幸せにする力をもっている。
しかし、帯留をめぐる文化は危機に瀕している。
着物を纏う人は減り続け、その為、貴重な技術が職人と共に失われている。
そのことに焦りを感じ、敢えて帯留を提示している。
帯留をという、小さきものに込める人の心の美しさと、その儚さと強さ。装身具の価値は、美や財産価値だけでなく、シンボル、護符、信仰と結びついており、そこには、人々の想いや祈りが込められている。
私は、露木宏氏の「聖なる銀」の講演会を受講し、行動を起こす必要性を感じた。
装身具は人間の生活の中にあり、人間の生活は文化と歴史の中にある。
そして、世界と深くかかわっている。
何故、人間は装身具に魅かれるのか。
人間の根源に迫る問題である。

 
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