世界の装身具-指輪・耳飾り-ハンドリングゼミ 第5回
ここでは、会員のゼミでの感想や気づいた点、意見、お寄せいただいた図書資料情報などを掲載します(順不同)。
角元 弥子 さん
No.10,11 ドゴン族リング
予めハンドリング作品リストを頂いていたため、関連する事柄を思い出すことが出来てよかったです。
お持ちした資料に、実際の展示写真を追加して添付します。資料1 資料2
No.13 フラニ族イヤリング
実物を手にとって見ることが出来、また作り方を教えていただいて大変面白かったです。
日本人にも着けられそうな大きさから、片手に余るような大きさのものまで、いろいろなサイズバリエーションが同じデザインで作り続けられていることは、興味深いです。
何かしら経緯や意味がありそうですので、気をつけておこうと思います。
No.14-17 ディンカ族リング
形状、独特のサークル模様が気になります。
おそらく共通の道具を使ったサークル模様でデコレーションされた、サウジアラビアの小物いれの資料を添付します。(ポリネシアと申しましたが、サウジアラビアの記憶違いでした)
こちらは、意味のある模様というよりも、単純に装飾目的でつけられた彫り模様のように見えます。
ディンカ族のアイボリーリングの模様の意味についてはこれから調べてみたいです。
貴重な品物をハンドリングさせていただき、ありがとうございました。
次期の櫛・頭かざりゼミ?も楽しみにしております。
奥田 文子さん
今回は指輪・耳飾りの勉強会の5回目、最終回でしたが、やはり最後まで驚きや発見がありました。
5〜9ウガンダ(またはケニア)の武器の指輪や腕輪は、単純に「怖い」と感じました。
もちろん装身具には実用的なものもあり、第3回ではトルクメニスタンの指貫の指輪を見せていただきました。
今回の14〜17 南スーダン(ディンカ族)の指輪も牛にまつわる実用品を思わせるものでしたし、
10〜11マリ(ドゴン)の指輪も楽器だということがわかりました。
同じ武器でも、オマーンのカンジャール(テキストP120)は儀礼用短剣で、怖さは感じられません。
実用的な武器にもなりえるという、装身具の一面を知ることができました。
しかしやはり今回も、装身具の本質は美しさであることを感じることができました。
1〜3 ケニア(マサイ)の耳飾りは、ビーズが表も裏も美しくかわいいものでした。
18〜19 南アフリカ(ズールー)の耳飾りは、素材は廃物利用のプラスチックなどで驚きましたが、
大きくて鮮やかな色彩で、身に着けた姿はインパクトの強いものだと想像できます。
20〜24 アメリカ(ネイティブアメリカン)の指輪、耳飾りは、まさに馴染みのある美しさで、
見ていてほっとしました。
指輪・耳飾りゼミに参加して、自分は今までいかに装身具を狭い範囲でとらえていたかを痛感しました。
今後のゼミにも参加させていただき、もっと世界を広げていきたいと思います。
どうもありがとうございました。
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